江戸一番のジャスタウェイ職人のブログ

江戸一番のジャスタウェイ職人

Let's Encryptと透かし入り証明書(nginx-ct)を導入し、証明書の更新も自動化する手順

Let's Encrypt 自体は本当に簡単なんですが nginx-ct を入れるのが本当に億劫でした。

それはなぜか、まず パッケージ管理システムに慣らされた我々にはとてもつらい という気持ちがあります。

コマンド一つでバージョンアップでき、各ディストリビューションに最適化された起動スクリプトやコンフィグファイルが提供されるのですから極力これを使いたいのです。

インストール手順

# まずは最新の nginx パッケージを手に入れる ( http://nginx.org/en/linux_packages.html )
wget -O - http://nginx.org/keys/nginx_signing.key | sudo apt-key add -

sudo sh -c 'echo "deb http://nginx.org/packages/mainline/ubuntu/ trusty nginx" >> /etc/apt/sources.list'
sudo sh -c 'echo "deb-src http://nginx.org/packages/mainline/ubuntu/ trusty nginx" >> /etc/apt/sources.list'

sudo apt-get update

# そのままインストールしたいのを堪え、ビルドに必要なツールをインストールし、ソースを手に入れます
sudo apt-get build-dep nginx
sudo apt-get source nginx

# 次に、透かし入り証明書の導入に必要な nginx-ct を手に入れます
sudo wget https://github.com/grahamedgecombe/nginx-ct/archive/master.tar.gz
sudo tar xzvf master.tar.gz

# 更に、OpenSSL も最新版を手に入れます
sudo wget https://www.openssl.org/source/openssl-1.0.2g.tar.gz
sudo tar zxvf openssl-1.0.2g.tar.gz 

# 最初に手に入れた nginx の configure オプションに nginx-ct と OpenSSL の記述を記述します
cd nginx-1.9.14/
sudo cp debian/rules debian/rules.bak
sudo vi debian/rules
diff -u debian/rules.bak debian/rules

--- debian/rules.bak    2016-04-07 15:22:04.952848801 +0900
+++ debian/rules    2016-04-06 19:46:41.649867569 +0900
@@ -54,7 +54,9 @@
    $(WITH_HTTP2) \
    --with-cc-opt="$(CFLAGS)" \
    --with-ld-opt="$(LDFLAGS)" \
-   --with-ipv6
+   --with-ipv6 \
+   --with-openssl=/usr/local/src/openssl-1.0.2g \
+   --add-module=/usr/local/src/nginx-ct-master

# ビルドします
sudo dpkg-buildpackage -b
cd ..

# インストールします
sudo dpkg -i nginx_1.9.14-1~trusty_amd64.deb

# うっかり apt-get upgrade して nginx-ct を失わないように nginx を更新対象から除外します
sudo apt-mark hold nginx

これならまぁ OpenSSL のバージョンが上がる度に対応すると考えても数分で終わるので耐えられる...筈

証明書の更新の自動化

letsencrypt-auto コマンドの後に ct-submit.sh を叩くスクリプトを用意し、これを crontab にセットします。

install ct-submit

cd /usr/local/src
sudo wget https://github.com/grahamedgecombe/ct-submit/archive/master.tar.gz
sudo tar zxvf master.tar.gz
cd ct-submit-master/
sudo /usr/local/go/bin/go build
sudo install -s -m755 ./ct-submit-master /usr/local/bin/ct-submit

/home/aska/justaway.info/scripts/ct-submit.sh

#!/bin/sh -eu
KEY=/etc/letsencrypt/live/justaway.info/fullchain.pem
SCTS_DIR=/etc/letsencrypt/live/justaway.info/scts
CTSUBMIT=/usr/local/bin/ct-submit

echo 1
sudo sh -c "$CTSUBMIT ct.googleapis.com/aviator \
<$KEY \
>$SCTS_DIR/aviator.sct"
echo 2
sudo sh -c "$CTSUBMIT ct.googleapis.com/pilot \
<$KEY \
>$SCTS_DIR/pilot.sct"
echo 3
sudo sh -c "$CTSUBMIT ct.googleapis.com/rocketeer \
<$KEY \
>$SCTS_DIR/rocketeer.sct"

/home/aska/justaway.info/scripts/renew-cert.sh

#!/bin/sh -eu
# crontab 設定例(rootユーザーのcrontabに入れます)
# 0 4 1 * * /home/aska/justaway.info/scripts/renew-cert.sh

/usr/local/src/letsencrypt/letsencrypt-auto certonly --webroot -d justaway.info --webroot-path /home/aska/justaway.info/static --renew-by-default
/home/aska/justaway.info/scripts/ct-submit.sh

まとめて github で管理すると便利

github.com

江戸から金沢へ

1日目


バスを待つ間にもりもり寿司で昼食

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※参考画像

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12月にリニューアルされ設備が真新しく高級ホテルの様だった

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※参考画像

平日行く観光地はどこも空いていて最高


2日目

https://www.instagram.com/p/BCmd5PAqLDU/


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長町武家屋敷跡

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妙立寺(忍者寺)

金沢おでん三幸

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※参考画像

3日目

ひがし茶屋街

中田屋のロールケーキ

https://www.instagram.com/p/BCmdf4tKLCq/

163 Could not determine source user

dev.twitter.com

Error Codes & Responses にないエラーコードで 163 というものがあり、これはフォロー関係を取得するAPIで source_screen_name が不正な場合などに出る。

Twitter は screen_name を変更できるので、これを考慮して極力 screen_name ではなく user_id を使ってAPIを操作しましょう。

https://api.twitter.com/1.1/friendships/show.json?source_screen_name=[変更前のscreen_name]&...

{"errors":[{"code":163,"message":"Could not determine source user"}]}

Holo の時代は終わった

Justawayではナビゲーションドロワーの制御に v4.app.ActionBarDrawerToggle というの使っているんですが、これはもう非推奨で時代遅れでいつ動かなくなるかわかりません。

警告: [deprecation] android.support.v4.appのActionBarDrawerToggleは非推奨になりました

などとビルドの度に言われかなり煽られます。

で、v7.app.ActionBarDrawerToggle というのを使うといいらしいんですが v7.app.ActionBarDrawerToggle を使うにはそもそもアプリのテーマを Holo から Theme.AppCompat などに変える必要があり、それをやるとアクションバーがマテリアルデザインのツールバーに書き換わりかなりアプリのルック・アンド・フィールが変わります、アプリのデザインをカスタマイズしている場合は結構な改修が必要です。

とはいえ Holo ベースのテーマを使い続けるのは限界とわかったのでまたデザインをやり直そうと思います。

デザインにはこだわりも思い入れもあったんですが、Android 4系を使っていた時の2系のデザインのアプリの残念感を思うとマテリアルデザインに慣れた世代が Holo ベースのアプリを見てもダサく見えるのかなぁとか考えてしまいますね。

動画再生の為に止まったミュージックプレイヤーを動画終了後に戻す

私はいつもイヤホンで音楽を聞きながらスマートフォンを操作するのですが、最近は動画によってそれが止まることが増えました、例えば FacebookTwitter、ニュースアプリ...etc

数秒の動画や動画広告の為に何度もミュージックプレイヤーを再生し直すのは鬱陶しくなんとかならないかと思っていましたが、ちゃんと動画終わった後にミュージックプレイヤーが鳴り始めるアプリがあって、「なんだできんじゃん!!!じゃあJustawayも対応するか」とコードを書き始めた次第です。

ざっとこういったコードで対応しています。

Android

final boolean musicWasPlaying = ((AudioManager) getSystemService(Context.AUDIO_SERVICE)).isMusicActive();

// ...

if (musicWasPlaying) {
	Intent i = new Intent("com.android.music.musicservicecommand");
	i.putExtra("command", "play");
	sendBroadcast(i);
}

Justaway - Google Play の Android アプリ

iOS

do {
    try AVAudioSession.sharedInstance().setActive(false, withOptions:
        AVAudioSessionSetActiveOptions.NotifyOthersOnDeactivation)
} catch {
    print("AVAudioSession setActive failure.")
}

aska.hatenablog.com

半年ぶりにJustaway for Androidを更新しました

あけましておめでとうございます。

遂に動画の再生が可能になりました、実に半年ぶりの更新です。

Justaway - Google Play の Android アプリ

「動くやろ〜」と思ってrelease apkの動作確認しないでアップデートしたら起動しなくなるなど不具合が起きるなどトラブルもありました。先人のおかげですぐリカバリーできました、本当にすみませんでした。

Android - GsonとProguard - Qiita

ProGuardは使うべきか

オープンソースなので難読化する意味は無いのですが、minifyによるパフォーマンスの恩恵が少しでもあるなら使おうというスタンスです。

半年間何をしていたのか

for iOS の開発と仕事とプライベートで時間がなかったことと、iOS開発中はiPhoneを持ち歩いていたため、そっちに動画再生機能をつけて楽しんでいました、本当にすみませんでした。

ぶっちゃけどうなんだ

for iOS がリリースされたら作り直すつもりで居たんですが、Twitter社からは書き込み権限を止められAppleからは利用規約を作れと迫られ進んでいません。

流石に動画の再生機能が無いまま半年放置はひどかったなと思っています。

Googleからマテリアルデザインの公開以降、Android向け非公式クライアントもスタイリッシュなのが増えてきましたね。今更更新を続ける意義があるのか疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう、自分がいちばん使うアプリは自分で作っていたいという想いと、なぜかいまでもJustawayがいいという声がまだあり、続けようかと思っています。

今後の予定

投票APIが来たら対応を、それまではコードもデザインも周回遅れなのを取り戻す予定です、作り直す方が早いかとも思ったんですが結局2つのプロジェクトのソースを見比べながら移植する事になりまたそれも苦行なので、本職らしくリファクタリングしようかと思います。